もう逃げない

ニューメキシコ州アルバカーキで1983年7月18日に忽然と消えた空軍の大尉が、カリフォルニア州で発見されました。ニューヨークタイムズ紙によると、彼は仕事が嫌になって逃げたといいます。35年の逃亡生活。人生の半分近くを不安につきまとわれて過ごしたことでしょう。 しかし、私も逃げたことがあると認めざるを得ません。人や組織から身を隠したことはありませんが、向き合うべきこと、告白すべきこと、行動すべきことなどを、神に示されたとき、それが嫌で逃げたのです。...

主権者の介入

バーバラは1960年代のイギリスで、政府の養護を受けていましたが、16歳になった時、生まれたばかりの息子サイモンを抱えてホームレスになりました。行政の支援は15歳までだったからです。わらにもすがる思いで女王に手紙を書いたところ、何と返事を受け取りました。女王は彼女をあわれみ、家をくださったのです。...

神が立ちはだかる

南アフリカの自然動物保護官ジャイルズ・ケルマンソンは、信じがたい光景を見ました。2匹のミツアナグマが、6頭のライオンを退けたのです。圧倒的な不利の前にもミツアナグマは引き下がりません。ライオンは簡単に仕留められると高をくくっていたでしょうが、カメラは堂々と立ち去るミツアナグマの姿を捉えていました。 ダビデとゴリヤテの物語は、それ以上です。ゴリヤテは屈強な大男で青銅の武器を持っていました(Ⅰサム17:5-6)。ダビデは駆け出しの羊飼いで、手には兄に届けるパンとチーズ、そして石投げがあるだけでした(17-18節)。...

今から始める

姉に癌が見つかった2017年2月の終わり、私は「今からは、姉のキャロラインと一緒にいる時間を少しでもたくさん作らなくては」と友人たちに話しました。すると、私は過剰に反応していると言う人たちがいましたが、姉は10カ月もしないうちに亡くなってしまいました。私たちは多くの時をともにしましたが、大切な人の場合、どれほどの時間を割いても十分ではありません。...

言行一致

牧師であり作家でもあるユージン・ピーターソンは、スイスの著名な精神科医ポール・トゥルニエの講演を聞きました。彼はトゥルニエの著書を何冊も読み、彼の癒しに対するアプローチに感銘を受けていました。そして、この講演に大いに感動しました。トゥルニエは、自分が語ったように生き、生きたままを語っていると感じたからです。ピーターソンは、これを最もよく表す言葉は「コングルーエンス」だと言いました。...

御名を物語る

絵で見る聖書物語を開き、孫と読み出すと、ふたりとも引き込まれてしまいました。本を閉じると「すべてのお話はイエスの御名をささやいている」という副題に気づきました。 すべてのお話が、イエスの御名を…と言っても、聖書、特に旧約聖書には、理解しがたい個所があります。なぜ神の民が、神を信じない敵に負けるのか。神は正しく良いお方であるはずなのに、なぜ残酷な出来事が許されるのか。...