Tuesday, May 18, 2021

暗やみと対峙する

やみが人に与える影響に関する1960年代の研究報告があります。2名の被験者がそれぞれ別の洞穴に入り、研究者は彼らの食事や睡眠を観察しました。完全な暗やみの中で、ひとりは88日間、もうひとりは126日間、生活しました。自分たちがやみの中にいた期間に対する感覚は、ふたりとも月単位で狂っていました。ちょっと居眠りをしたつもりが、実は30時間も眠っていたりしたのです。暗やみは見当識を失わせます。

イスラエルの民は迫りくる崩壊の時におびえていました。預言者イザヤは、イスラエルの見当識を失った状況を「暗やみ」という比喩で表しました(イザ8:22)。その昔、エジプトの全土をやみがおおい、わざわいが下りました(出10:21-29)。しかしこの時は、イスラエルがやみの中にいたのです。

それでも、光は来ます。聖書は「やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った」(イザ9:2)と語ります。圧政は倒れ、混乱は終わります。ひとりのみどりごが、すべてを変え、新たな時代を来たらすために生まれるからです。赦しと解放の日がやって来るのです(6節)。

救い主イエスは来られました。ですから、この世がやみで混乱していても、私たちはキリストの光によって、神の赦しと解放を経験しつづけるでしょう。


from デイリーブレッド